ここでは、Graham GouldmanのThe Mindbenders加入以前の音源を集めてみました。
ただし、ソロ・シングルはソロ活動のページで扱う予定です。

THE WHIRLWINDS

Graham Gouldman - vocal / guitar
Bernard Basso - bass
Stephen Jacobsen - guitar
Malcom Wagner - ?
Maurice Spering - ?
Phil Cohen - ?

Look At Me / Baby Not Like You
Jun. 1964

UK HMV POP 1301 (demo copy)

UK HMV POP 1301 (regular issue)

JLB(ユダヤ人青年団)という一種のコミュニティから登場したWhirlwinds(ワールウィンズ)。
彼らのデビューシングルはBuddy Hollyのカヴァーで、B面の選曲に迷ったGrahamらは、
ライヴァルバンドであるSabres(セイバーズ)にいたLolに曲を提供してもらった。
ブルースハープで始まるところなど、ビートルズの影響をもろに受けています。
このシングル1枚だけで、バンドはMockingbirdsへと発展的に解散してしまいます。


THE MOCKINGBIRDS

Graham Gouldman - vocal / guitar
Kevin Godley - drums / banjo / guitar
Bernard Basso - bass
Stephen Jacobsen - guitar / bongos

That's How (It's Gonna Stay) / I Never Should've Kissed You
Feb. 1965

UK COLUMBIA DB 7480 (demo copy)

UK COLUMBIA DB 7480 (regular issue)

USA ABC-PARAMOUNT 45-10653 (demo only)

USA ABC-PARAMOUNT 45-10653 (demo only, another label)

Whirlwindsの3人がSabresのKevinを引き抜いて結成。デビュー曲用に書いた
「For Your Love」をYardbirdsにさらわれてしまったため、急遽用意された曲。
両面ともGraham作です。米国盤もありますが、こちらは正規発売はなかったのではないかと見られます。


I Can Feel We're Parting / The Flight Of The Mockingbird
May 1965

UK COLUMBIA DB 7565 (demo copy)

UK COLUMBIA DB 7565 (regular issue)

A面はSilverman / Gouldman作、B面はメンバー4人の共作によるインストゥルメンタル。
しかし、全くヒットしなかったため、彼らはこの後イミディエイトに移籍します。


You Stole My Love / Skit Skat
Oct. 1965

UK IMMEDIATE IM 015 (regular issue)

UK IMMEDIATE IM 015 (regular issue, solid centre)
ソリッド・センター盤を発見しました。(WF&) Mindbendersもソリッド・センターの登場は
65年の「The Game Of Love」以降と思われ、それとほぼ同時期の発売だと考えられます。

UK IMMEDIATE IM 015 (reissue)

両面ともGrahamの作。後にテイチクからCDが出た時に、「恋泥棒」という邦題が付けられました。
途中でテンポががらりと変わるFor Your Loveと似たタイプの曲で、Jimmy Pageがいた頃の
Yardbirdsがカヴァーを試みていますが、ドラムがうまくリズムを取れず、正規のアルバムには
採用されませんでした(Little GamesのCDなどにボーナストラックとして入っています)。


One By One / Lovingly Yours
Jul.1, 1966

UK DECCA F.12434 (test press)

UK DECCA F.12434 (demo copy)

UK DECCA F.12434 (regular issue)


再度の移籍で、今度は両面ともカヴァーに挑戦しています。彼らの5枚のシングルはことごとくチャートから
見放されていますが、デッカはこのシングルが気に入っているようで、何度かCD化されています。


How To Find A Lover / My Story
Oct.28, 1966

UK DECCA F.12510 (demo copy)


UK DECCA F.12510 (regular issue)

Mockingbirds時代のGrahamは並行してプロデュースもやっていますが、Little Frankieの
プロデュースを通じて知り合ったCountry GentlemanのPeter Cowapと意気投合します。
A面は彼の作品。B面はGraham作です。この後バンドは解散し、GrahamはCowapと新グループを結成します。
How To Find A Loverは4枚組CD BOX「Nugget U」でCD化されました!
ところでこのシングル、デッカのレーベルコレクターからも狙われているレコードです。
というのも、ロゴマークが「カーヴド・デッカ」から「ボックスト・デッカ」に変わるちょうど
その時にリリースされたため、デモ・コピーとレギュラー盤とではロゴが異なるからです。


HIGH SOCIETY

Graham Gouldman - guitar / vocal
Peter Cowap - vocal
Friday Brown - vocal
Christine Ebbrell - vocal
Keith Lawless - ?
plus
John Paul Jones - bass
Phil Dennys - Keyboards
Clem Cattini - drums

People Passing By / Star Of Eastern Street
Nov. 1966

UK FONTANA TF 771 (regular issue)

USA CAMEO C-452 (promo)

USA CAMEO C-452 (DJ copy)


GrahamとPeter Cowapの他、女性ヴォーカル2人をフィーチャーしたユニット的グループ。A面がGraham作で、
B面はPeterの作。例によって全く売れなかったようですが、個人的にはとても面白い曲だと思います。
ぜひCD化してほしいものです。このシングルも米国盤が出ています。こちらは正規発売されたようです。


THE MANCHESTER MOB

Graham Gouldman - guitar / vocal
Peter Cowap - vocal
plus
John Paul Jones - bass
Phil Dennys - Keyboards
Clem Cattini - drums

Bony Malony At The Hop / Afro-Asian
Jan.13, 1967

UK PARLOPHONE R 5552 (demo copy)

UK PARLOPHONE R 5552 (regular issue)
At The Hop

GER ODEON O 23 458


High Societyは1曲だけで消滅しましたが、GrahamとCowapはさらにもう1枚シングルをリリースしました。
A面はPenniman / Williamsの作で、あちこちでよく使われている有名な曲です。B面はPlonkという人の作品。










HOME
copyright2000 A.Oyama